マリアのイタリア料理教室、そして我が家のクリスマス |

(クリスマスメニューだった今回のレッスン。雑誌に出てくるような素敵な新居でのレッスンとなりました)
毎年クリスマス時期に行われているフィギアの全日本選手権。大ファンな私はTVで見れないのがとってもとっても残念でしたが。。><:。
しかしネットでのリアルタイムな書き込み中継と後の動画で何とか楽しむことが出来ました。
世界選手権出場かけての真央ちゃんの復活演技も素晴らしかったけど、今年はやはりGPシーズン通して美姫ちゃんのできが素晴らしかったように思います。少し前から変更したSPも私は彼女にとっても合っていると思うし個人的に衣装もかなり好み^^。3月の世界選手権は日本開催のようですが、今から楽しみ!
イタリアではフィギアは少しマイナースポーツの粋のようですが、カロリーナも出場することだしTV放送があるといいんだけどなぁ。。。
話がだいぶそれましたが、日本帰国後の某日、ボローニャのイタリア料理教室に新婚さんEちゃんと一緒に行ってきました。
今年は主催者さんでもあるTsuさん達のお引っ越しや色々その他が重なり、料理教室も一時お休みとなっていましたが、クリスマスメニューからレッスンも再開☆楽しみにしていただけにとっても嬉しかったです。
最初にこの教室に通い始めたのは、2年前留学中の2008年12月。ちょうどクリスマスメニューでこの時はボローニャ名物のトルテッリーニ・イン・ブロードなどを習いました。
主人との縁ももたらしたこちらの料理教室、今では家族共々大~変お世話になっています。
先生でもあるマリアはほ~んとお母さんのような存在で、行くといつもギューッとつよーく抱きしめてくれます笑。
今回のクリスマス(イブ)メニューは
・Minestra di lenticchie ai frutti di mare 海の幸がはいったレンズ豆のスープ
・Girella di Salmone con nasello e gamberi 白身魚とエビを巻いたサーモンテリーヌ
・Panone di Natale ボローニャ伝統菓子 クリスマスのパノーネ
プリモ(第一の皿)のレンズ豆のスープは、まず丁寧に魚介の出汁をとるところから始まります。
この段階ですでにいい香りが・・

今回一番楽しみにしていたセコンド(メイン:第二の皿)、サーモンテリーヌ♪
立派なサーモンをまずは何枚かにおろし・・

中の白身魚、他もフープロで細かくしたのち、広げたサーモンの上にのせ、その上にエビやホウレンソウを置いてクルクルと巻き、あとはオーブンへ♪

ドルチェのパノーネはボローニャのクリスマス伝統菓子。
中には沢山のナッツ類や果物の砂糖漬け、チョコレートなどが入ててリッチなケーキ。

農民のその年の収穫量によって、中に入れる材料が変わっていたというパノーネ。リッチなパノーネはその年の収穫の豊かさを表していたんですね~。
マリアのレッスンはいつも目からウロコ、なるほどね~と思うことが多く、イタリア人だけど細かいところまで丁寧に作業をされます。ちょっとしたことが料理の仕上がりに大きく変わってくるんですよね~。ふむふむ、今回も勉強になりました。
お楽しみのランチ兼ねての試食は美味しいワインと共に♪(これが楽しみだったりして!)
プリモの魚介のレンズ豆スープ。

レンズ豆レンティッケはお金をもたらすという意味でもクリスマスやお正月なんかによく食べられるもの。
魚介のうまみとレンズ豆の優しい美味しさが一体化していてとっても美味しかったです。何度もおかわりしてしまいそうなくらいでした。。。
そしてセコンドのサーモンテリーヌ

一人分ずつ取り分けて・・緑色のブロッコリーのソースとあさりのサフランソースと共に

最後はパノーネ

表面はお酒を何度か塗り込んであって、とてもしっとりしていて美味!一口食べるごとにナッツ類やチョコ、果物の砂糖漬けが口の中にあわさって最高に美味しかったです。作ってすぐよりも翌日以降の方が味がなじんで美味しいとのこと。一人一台ずつ持って帰りましたが、主人も大絶賛でした。
これに合わせて頂いたデザートワイン(赤のスパークリング)がこれまた美味しかった。。料理に合うワインを一緒に頂けるのも最高です。
そして我が家のクリスマス。
24日はクリスマスイブ、25日はクリスマス、そして26日は聖ステファノの祝日とあって、イタリアではフェスタが続きます。
イブは二人でのんびりと。プロシュートやサラミ、チーズなどで軽~くアぺリティボった後は・・

全然‘軽く’でなはなかった・・・!!しまったアぺリティボっちゃいすぎ!
メインには牛肉の赤ワイン煮込みを準備していたのですが、空腹がやってこなくてあまり食べれませんでした。。。でも赤ワインに半日漬けこんで圧力鍋で仕込んだお肉は柔らかくて美味しかったです。合わせたジャガイモのピューレと一緒に食べるとなおオイシでした。

夜中の0時のミサに行く為にこの日2回も昼寝した私。。今回はPiazza Maggioreにあるサンペトロニオ教会へ行き、ミサに参加してきました。去年はVia Indipendenzaにある教会(名前忘れた)のミサに行ったけれど、こっちの方が雰囲気あってすごく良かったなぁ。。。
翌日のクリスマスは主人のアシスタントとして働いてくれているラシーダと共にクリスマスランチ。
こっちではクリスマスは家族と過ごすことが多くて、みな家族の元に帰って食事をすることが多いです。
私達も毎回シチリアにも呼ばれるけれど、主人はクリスマスにはあまり行きたくないようでいつもお正月明けに行くことが多く、クリスマスはボローニャで親しい人と過ごすことが多いかな。
しかし今年はいつものメンバーであるマルチェッロは実家のあるFoggia(プーリア)へ。本人はクリスマス時期は普段帰らないので(仕事あるので)いやいやな感じでしたが、80歳になるお父様のお祝いもかねての食事会だったようでしぶしぶ南行き。エルマンノもお父さんの体調不良でランチ・ディナーとも家族と過ごすことになり今回のランチ会は不在でした。
通常は24日は魚料理を、そして25日はお肉料理を頂くようですが、ラシーダは宗教上の理由でお肉料理が難しいので、私達は24日牛肉、25日クリスマスはマリアメニューと相成りました。
前菜は燻製サーモンのサラダ(ザクロ入り)と

ホタテの香草パン粉焼き。立派なホタテを手に入れたのでテンションアップ~♪

そしてプリモは魚介のレンズ豆スープ(あれ・・・??魚介が少ないのでは?と言わないでネ。私も今気付いた!汗)

メインはもちろんサーモンテリーヌ♪

アサリのサフランソースがなんでかムール貝に変わってるし、ソースも荒い置き方でイマイチなのですが、ちゃんと復習出来ましたよん^^お味は料理上手の主人も美味しいと連発してくれました。やれやれ。(ってか、最初このレシピを作ったマリアを絶賛してた!(怒)。確かにマリアのレシピだが作ったのはわ・た・しぃぃ~!とアピール笑)
デザートはパネットーネが届くことになっていたので私は何も作らず。

(たんま~に食べると(特にチョコかけ)もんのすごく美味しく感じられるのはナゼ??)
この日デザート時間にモデナから会いに来てくれたマッテオ。日本の写真などを見ながらしばし一緒に過ごし・・その後エルマンノも挨拶にやってきてみなで映画を観に行くことに。

クリスマスに映画?空いているのか?という感じだったけど、映画館は結構満員でビックリ。。みな暇なのか。。
マッテオにもらったクリスマスプレゼント♪モデナの伝統料理のレシピ本!ありがとうMatte!

そして最終日の昨日はお天気がイマイチだったこともあり、家で読書をしたりメールを書いたりのんびりと過ごし。。夜は長旅から戻ったマルチェッロも合流して25日の残り物ディナーとなりました。
クリスマス~お正月にかけてはイタリアもフェスタが続き食べて食べてが続くなんとも恐ろしい季節・・
幸いなことに今年シチリアに帰らない私達は、自分達で食事も調整出来るからいいのだが。。
皆さんはどんなクリスマスでしたか?
私は日本にいる時はずっと仕事だったなぁ~・・・とふと昨日懐かしく思っていたら、昨夜の夢に病院時代の私が出てきました。
重症チャートにin/outを記載していた自分、、、書き方忘れてパニクッテた私がそこにいた・・笑。