古代遺跡の街シラクーサ、そしてバロック・世界遺産の街ノート@2010夏シチリア |
シラクーサのシンボルともいえるギリシャ劇場(Teatro Greco)。紀元前5世紀に創建されたもので、今も夏場に古代劇が上映されているそうだ(偶数年)。シチリアで一番大きいのはタオルミーナにあるギリシャ劇場だとばかり思っていたが、実はシラクーサが一番大きいのだそう。タオルミーナのギリシャ劇場も周囲が海に囲まれた素晴らしいものだった(4年前訪問)。
オルティージャ島2日目の朝は、直で車でシラクーサ市内へ。
ギリシャ劇場や古代ローマの円形闘技場など見どころ集まるネアポリ考古学公園へ。しかしこの日はあっつかった。。。
ローマ円形闘技場(Anfiteatro Romano)
3,4世紀の建設でコロッセオやヴェローナに次ぐ規模だそう。
天国の石切り場(Latomia del Paradiso)
シラクーサの偕王ディオニュシオスが天然の牢獄として使用したと言われているそうな。
デュオニュシオスの耳(Orecchio di Dionisio)
中に入るとひんやりと・・・
ろばの耳のような洞窟は、猜疑心の強かった君主の名をとって「ディオニュシオスの耳」と呼ばれているのだそう。
巨大な公園内には緑が沢山。ヤシの実や熱帯植物が茂るジャングルのようでした。
公園入り口にあるローマ時代のプール
その後、シラクーサを後にし、一路バロック建築で有名&世界遺産ともなっている街、ノートへ!
シラクーサから車で走ること1時間弱、バロックの街並み美しい街ノート(Noto)へやってきました。ノートは1693年の大震災で街は一旦崩壊したのち、新たに建設された街。バロック様式の建物、街の美しさは2002年にユネスコ世界遺産に登録された。
ドゥ―モ・サン 二コロ教会(Duomo)
正面から見ると立派な階段が
ノートは街の中心ヴィットリオ・エマヌエレ通りに沿って見どころが並んでます。
ドゥ―モ前にある市庁舎(Palazzo Ducezio)
そして通りを歩くとすぐに現れるのがサン・カルロ教会(La chiesa di S.Carlo)
教会内には屋上へ続く小さならせん階段があり、階段を登るとエマヌエル通りに沿ってこれまた美しいドゥ―モの景色が。。
そしてサン・ドメニコ教会(S.Domenico)
ザ・バロックの街を後にし、本当はせっかくここまで来たんだからラグーサやモディカにも行きたかったんだけど、、、、半日ではきついと言われ、泣く泣く諦め向かった先はノートからほど近いVilla del Tellaro Roma。見た目ちょっとした家の敷地のようなところ。ここは1972年に発見された床モザイクが綺麗に残っているとのことで行ってきました。
綺麗な色遣いが今でも残るモザイク。。他にも色々ありとっても綺麗だった!
その後はシラクーサに向けて帰る途中にAntica Avolaという街へ。車で山を上がり上がり・・たどり着いたとこはCavro Grandeという山の中に美しい湖や滝が見える場所。
小さくて見えにくいかもですが、湖に人が沢山いるのです。。。この湖にたどり着くまでが大変!!歩いてしか行けない!私達もなっがーーーーーーーい山道を今度は少しずつ降りながら歩くも、遠すぎて無理。。靴がそれ用のでないこともあり、途中まで行って写真だけ撮って(望遠)引き返すことに。
だってこんなに長い道(1時間以上かかる)、足場悪いしあっついし死にそうでした。。
その後はやっとシラクーサまで帰ることに。。長い長い1日、楽しかったけど疲れた1日でした。
食事については全然触れていないけれど、やはり魚介類が新鮮ではずれなくどこも美味しかった。特に印象に残ったのは、シラクーサ最後の夜にレストランで食べたアンティパスト、タコと玉ねぎのアグロドルチェがもうめちゃくちゃ美味しかった。タコもすんごくやわらかくてトローリ。。あと魚のラザニアなるものをオーダー後に発見。。。試してみたかった。。涙
最終日もオルティージャのドゥ―モは素晴らしく綺麗でした。。
翌日はいよいよ陶器の街、カルタジローネへ!