パオロを訪ねてPadova |
北イタリアにあるPadovaはベネチアのあるべネト州の都市。ベネチアに近いこともありこうした川が多い。緑が多くて素敵。
今年の夏にシチリアに遊びに来てくれた主人の親友パオロ。
シチリア後、先月ナポリ近郊にあるイスキア島へ2週間ほど旅行に行ってたパオリーノおじさま。実は私達のこともイスキアに招待してくれたのですが、今私がこの身体ってこともあり(飛行機移動の後に船移動があるのだ。ナポリでまさかの入院なんて・・怖すぎて無理無理!!by主人)、断念、、じゃあってことで彼の住む街パドヴァに招待してくれました。
一度は行こう行こうと言いながらなかなか実行出来なかったパドヴァ行き。まだ暖かかった10月あたまの週末、久々に会いに行ってきました。もちろん、ロベルトにも再会です^^
パドヴァはボローニャから鈍行電車でも1時間20分ほど。
ヨーロッパ最古の大学があるのはボローニャですが、二番目に古い大学があるのがここパドヴァで、ボローニャと同じく学生が多い街でもあります。そして街並みはポルティコが並んでいたり、観光客が多すぎないあたりもどことなく雰囲気がボローニャに似ているかな。私は確か2年前に訪れて以来、今回2回目の訪問でした。
夕方パドヴァに到着した私達。チェントロに住むパオロのお宅で一休みしてから街歩きを。
シニョーリ広場にある時計台。
1400年代に出来たとされるこの時計台。イタリア最古の時計台なんだとか。よく見ると12星座が。
目の前の広場には日用雑貨や洋服を扱うメルカートがたっくさん出てました。毎日賑わうようです。。
そこからほど近い、街の中心にあるラッジョーネ宮(1306年完成)。
昔は裁判所として使用されていたのだとか。中のアーケード?部分にはフレスコ画が残ります。
1階のアーケード部分はこれまたメルカートになっていて、沢山のお肉屋さんやチーズやハムのお店、パンやドルチェのお店が並びます。日曜日以外は毎日開いているのだとか。
ラッジョーネ宮を挟んでエルべ広場とフルッタ広場があるのですが、エルベ広場ではこちらも日曜以外は毎日野菜や果物のメルカートがずらり!夜、ほぼ閉まりかけに訪問したので寂しい感じですけど、日中はすごい活気なんだとか。どこで買えばいいか迷いそ~
エルべ広場から徒歩数分のところにあるパドヴァ大学。
そのそばにあるのが1831年創業とされる老舗カフェCaffe' Pedrocchi 。
誰でも中は通り過ぎることが出来るようになってて、広いカフェスペース以外にも市民が自由に休憩出来るスペースなんかもありました。ロベルタはここで大学卒業のパーティーをしたのだとか。
この日は夜にアグリツーリズモでパオロの友人達交えての食事会があったので、スピリッツ(この地方ではアペリティーボのことをこう呼ぶ)はせずにサクッと街歩きをした後一旦自宅へ。
翌日晴れた日曜日に再び散歩。最初に訪問したのはドゥオモ。
見た目、特に上部はボローニャのサンペトロ聖堂に若干似ているかな?シンプルな内部のドォーモと引き換えに、すぐそばに併設されている礼拝堂の中は、これまた素晴らしい迫力あるフレスコ画で埋めつくされてました。。ここも是非とも訪問してもらいたい場所のひとつ。
(ほんとは撮影禁止だったみたいで、、表示されてなかったような気がしたのですが、、1枚だけ撮影しちゃいましたの写真)
このドゥ―モ前でも皆オープンテラスでブリオッシュに朝カフェしている人が多くて、さわやかな日曜日の朝って感じでした^^
ユダヤ人が昔隔離されてたとされるゲットー地区。
ボローニャかな?と思うようなポルティコが続きます。写真では分かりにくいけれど、建物の中の住居の窓は、下から上の階に上がるほど小さくなっていて、同じく部屋も上の階になるほど小さくなっているようで、少しでも多くの人が住めるように工夫されてたんだとか。
これまたポルティコが美しく続くサンフランチェスコ通りを歩き続けると、彼らのお勧めBar件パスティッチェリアのBREDAが。
前日アグリでの夕食を共にしたご夫婦も一緒に、休憩がてらここでカフェを。カップチーノの泡がとてもキメ細やかで美味しかった♪
更に歩くと見えてくるのがプラート・デッラ・ヴァッレと言われる広場・公園が。遠くからの撮影で綺麗に見えないけれど、広場の周りには銅像が沢山並んでます。
ここは以前訪れたことがあるのでそのままパドヴァの守護聖人でもあるBasilica di S.Antonio(サンタント二オ聖堂)へ。
日曜日ということもあり、沢山の人、、、この教会はイタリア内でも重要な聖地、巡礼地ともされているようで熱心な信者さんが多いことでも有名のよう。豪華な内装と共にここも美しいフレスコ画が。
教会奥には聖アントニオの舌が奉られていて、それを見るのに長蛇の列が出来てました。私は2年前にも見たので今回は省略。
中庭の雰囲気はこれまたボローニャのサン・ドメニコ教会のものととてもよく似ていました。
他にもパドヴァといえば、必ず訪れて欲しいのがスクロヴェーニ礼拝堂。
内部はすべてジョットのフレスコ画で埋め尽くされていて圧巻(鮮やかなブルー!)、ド迫力の本当に美しい礼拝堂です。
入場制限があったり事前予約が必須ですが、是非とも訪問してもらいたい場所です(ちなみに私達は訪問済みにて今回は行きませんでしたケド)
http://www.cappelladegliscrovegni.it/
パドヴァ育ちのパオロとロベルトに色々案内してもらって充実した日々でした。
が、最終日の日曜日はこのお散歩に出かける前にパオロの自宅の階段で足を滑らせ尻もちつくという失態をおかしたワタクシ、、大したことはなかったのですが、皆に心配かけてしまいました(反省)。
そ、そ、そして帰りの電車の中でのこと。
時間通りに出発したと思ったら背後で大きな物音が。スーツケースでも倒れたか?と思って気にしてなかったのですが、実は人が倒れていたという。。!
若いオシャレな男の子でしたけど、どうやら痙攣発作を起こしたようで。
その後、「誰か来てー医者はいないかー!?」の声と共に周りもざわざわ。。
私も思わず駆け寄ろうかと思ったけれど、主人に静止され(笑)、一応(?)医者でもある主人が駆けつけてました。幸い呼吸停止に至るほどの痙攣発作ではなかったので、取り合えず気道確保を行ったりして様子見てたようですが、それでもわりと長い間痙攣が続いていたような。意識はすぐに回復したようで安心しましたが。。野次馬らしき人達が「舌を引っ張りだせ」だの(余計危ないし)、「足をまっすぐ伸ばした方がいいのでは」なと、好き勝手なこと言ってましたが、そういうのあまり意味ないんですケド。。。って感じでした。
まぁ意識無事回復と共に、無事に二つ先の駅で降りて行った若者ですが、私の尻もち事件よりはるかにドキッとした1件でした。チャンチャン。
パドヴァでの「そりゃないよ~パオロ!!」のビックリ驚きお食事編はまた後日・・^^